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この家は建物の中に光を取り入れるための光庭を持っています。 外壁は漆喰で仕上げました。妻面は唐松を不燃加工したものを張っています。 化学物質に弱いというクライアントのためにナチュラルな家としました。ナチュラルな家というのは、住まい手のこまめな手入れを要求します。工業製品のような精度も期待できません。なぜならば呼吸し、動くからです。特性を理解して大切に住みこなしてくれることを期待しています。 |
玄関。 格子の玄関ドアの横に郵便ポストか゜見えますよね。ここには蓋を付けて冬の冷気の進入を防いでいます。 下足入れは設計製作したものです。壁は左官でラフに仕上げています。当然玄関ドアは製作木製建具。床は無垢板の唐松フローリング、ドイツ製のナチュラル塗料と、私にとっていつもと同様の仕上げです。 |
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玄関を入ると光庭が目に飛び込んできて、印象的です。 ここは通風と光を取り入れることが目的ですが、各部屋の換気目的もあります。このスペースがあることで各部屋のスペースが視覚的に広がりを感じるという効果があります。 昼間の外出が多い日は洗濯物干し場ともなります。 |
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居間空間です。 見ていただくと吹き抜けに木製の格子がありますね。これは荷物棚目的として作られています。 右手の白い格子はパネルヒーターです。空気が汚れなくて、体に優しい暖房システムです。お勧め!! 外部の建具は、これまた設計製作の木製建具です。他の作品同様全てペアガラス仕様です。食卓テーブルも設計して製作しました。 |
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居間です。 前方に見えるのはキッチンスペースです。 キッチンと換気扇フード、食器棚も設計製作しました。右に見えるのが光庭です。 |
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居間の続きに配置された書斎です。 家具類は全て設計製作したものですが、椅子だけは設計していません。すわり心地にかなりこだわる住まい手の方でしたので、椅子類の設計はパスしています。 個人のすわり心地というのはミリ単位でかわってきます。個人にあわせる椅子というのはとても難しいことなのです。それでも、機会があるたびに椅子を設計しています。不特定多数の人用のものですが……。 |
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(有)君島弘章建築設計事務所
君島 弘章
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